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ワールドコン2007レポート♪

朝からSFファンの祭典ワールドコンに行ってきました♪ 会場のあるみなとみらい駅に降りた時から、それらしき人がちらほら・・・。いかにも!ってかんじのSFな人もたくさんいました。(^▽^;)

10時から行われる「異世界ファンタジーと大長編世界」というのに参加したかったので10時前には着いたのに、なんと受付で行列が!(TロT) それもちっとも進みやしない。結局1時間近く並んだんですけれど、なんかいちいち申込書に住所と名前とか書くんですよー。で、テーブルでお金払って、その用紙に印刷された領収書に宛名を書いてハサミで切ってハンコを押して・・・というのをやっていたので遅かったみたいです。これから行かれる方はお早めに行った方が良いみたいです(-_-)

そんなこんなで1時間遅れで目的のプログラムに入場したのですけれど、お目当てだったファンタジィ作家のエレン・カシュナー女史がいなくって。かわりにロビン・ホブという方が。この方、名前からして男性だと思っていたんですけれど女性でした。壮大な3部作を書いていて、創元推理文庫から出ているのですが未読なのです。だからノーチェックだったのですが、とても気品のある物静かでエレガントな方でした(*´∀`*)

騎士(シヴァルリ)の息子 上 <ファーシーアの一族> (創元推理文庫)

騎士(シヴァルリ)の息子 上 <ファーシーアの一族> (創元推理文庫)

  • 作者: ロビン・ホブ, 鍛治 靖子
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2004/12/18
  • メディア: 文庫

その後、一番の目的だったアートショーに向かったのですが、入り口すぐにマイケル・ウィランの壮麗な絵が!すっかり見惚れてしまいました~「パーンの竜騎士」だけでなく「エルリック」の絵も描いていたんですねぇ。しかもやたら露出の高いアルビノ・エルリックのごっつい筋肉質なお姿でした(^▽^;) プリントしたものも売っていたけれど、エルリックで45ドル、私の好きな「パーンの竜騎士」の「白い竜」で65ドル・・・うーん(-_-)

で、来て良かった~と思ったのがファンタジィアート会の大御所、マイケル・ウィランとボブ・エグルトン、加藤直之氏のお三方での共作ペイントライブ。それぞれが描きかけた絵を他の人と入れ替えて続きを描く、というのを繰り返しながら仕上げていくというもので、とっても見ごたえがありました♪

やっぱり大御所は画力が違うというか筆運びが的確なので早いんですよね~特にボブ・エグルトン!このビミョーな構図で配置された人物の真っ白な背景をどうするのかと見ていたら、見る見る間に絶妙なバランスで空間が埋まっていって、あっという間にピッタリはまって人物を引き立たせる背景が出来上がっていったのでした・・・すごいなぁ。

一方、唯一日本人の加藤直之氏は細かいところをひたすら仕上げていました・・・やはりこの辺国民性の違いというか、それぞれの絵を見ていると文化の違いを感じます。日本人の絵ってなんかあっさりしていて薄いんですよねぇ。もちろんそれが悪いわけではなくむしろ好みだったりもするのですが、油彩を使おうがどうしようがどこか日本画的だったり浮世絵的だったりなんかデザイン的処理であっさり済まされる部分が多かったりして、重厚な作風が多い欧米人とは質が違う感じです。文化的歴史的背景とか、下敷きにしているものが違うからなのかもしれません。

そんなこんなでお腹がすいて、会場にあったレストランで食事をしたんですけれど美味しくなくてゲンナリしてしまいました(-_-) こんなことならクイーンズイーストまで足を伸ばしてタイ料理でも食べればよかったーーーとかな~り後悔。こういうイベント会場の食事に期待した私がいけないんですけどね。でも、ふと気が付くとそこにあのロビン・ホブ女史の姿が!なんと不味いに決まっているカレーを1人で食しておられました(^▽^;)

せめて著作を読んでいれば、握手を求めたり声をかけたりする事が出来たかもしれないけれど、読んでもいない私にはそんな権利も無いし(つДー。) だから食事の邪魔をする事も無くその場を去ったのですが、なにやら物静かで神秘的なオーラを放っている方なので、彼女の描く物語はきっと面白いに違いなく、これは是非とも読まねばと思います(^^ゞ

ちなみに一度拝見してみたかったエレン・カシュナー女史は、ロビン・ホブ女史の雰囲気とは全然違い、ちゃきちゃきした明るいニューヨーカーってかんじでした。「ファンタジィと伝承音楽」というプログラムにいらしたのですが、伝承音楽に精通しているらしく、そういうラジオ番組のDJもしているそうです。

伝承音楽とはよくファンタジィの物語や映画で吟遊詩人が物語るバラッドのことですが、アレって小説なんかでは、実在の昔のバラッドを拝借して登場させているケースが多いそうです。作家さん側も、登場人物にバラッドを歌わせたいシーンの時に、そのまま拝借すれば考えなくて良いから楽♪というような事をおっしゃってました(^▽^;) パブリックドメイン万歳!ってことなのでしょうか(笑) 

そんなこんなで、とっても有意義な時間を過ごす事が出来た一日でした。ところでひとつ訂正です。TRPGなどを開催している会場は、参加権のある方は無料で参加出来るのですが、そうでない場合は有料だそうですので、参加されるおつもりの方はご注意くださいね (^.^)/






押して頂けるとうれしいです(*^∇^*)/


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ちよのすけ

SFの世界はよく分からないのですが、とても充実したイベントだったんだなあ、というのはすごく分かりました(ご飯はともかくとして)。
最近、日本のイベント関係、面白いものが増えてきましたね。
バブルの頃には、イベント会社丸儲けやな、というようなつまらんものが多かったですが。これは喜ばしいことかな。ということで。
by ちよのすけ (2007-09-09 09:32) 

ray

<ちよのすけさん、コメントありがとうございます(*´∀`*)
日本も会場ばかり建設していた頃と違い、ようやくソフト面も充実してきた
ということでしょうか・・・いろんなジャンルで昔はやらなかったような
イベントが開催されるのは喜ばしい限りです。

インターネットの普及のお陰で、マニアな分野でも人が集まりやすくなって
いるのかもしれません。昔だったら莫大な広告費をかけないと、人を集める
事なんて、出来なかったですものねぇ(>_<)
by ray (2007-09-11 23:09) 

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