<ホビット族の馬番>HOBBY PRODACTS/1989 [メタルフィギュア]
木の杭みたいなものを持っているので、馬番のシチュエーションのホビットかと
思うんですが、どうなんでしょうねぇ? 木の棒の先に皮ひもみたいなやつがあって、
それを持っているんですよ。旅用の木の杖で、そんなのあるのかなぁ?
なんて、こんなファンタジィな何でもアリの世界に、そんな常識がどうこうみたいな
事を考えてしまうのもアレなんですけどね(笑)
これは先の<ホビット族の旅人>と一緒に塗った同じ会社のものなので
貴族のホビットの従者!と勝手に決めて塗ったのでした(^^ゞ
でももしかして、何気に指輪物語のキャラだったりして・・・版権はとっていないようなので
商品名は違うようですが、もしもあの中のキャラだとしたら誰だろう?
サムなら、いっぱい荷物背負っていそうだし、メリーとかかなぁ?
生真面目な顔なのでピピンではなさそう。そうなると、先の<旅人>は
フロドの旦那ってところでしょうか(笑)
こういうシャツってどうしても、普通に白で塗っちゃうんですよ・・・あまりにオーソドックス
すぎる配色ですが、でもこういう庶民は普通に塗った方が背景に溶け込むであろうから、
いいかな~と思って(^^ゞ
このホビットは先のホビットを作った原型師と同じらしく、造りがとても丁寧で好感が持てました。
細かいところまで仕上げてあるし、なにやら雰囲気があるんですよねぇ。
<ホビット族の旅人>HOBBY PRODACTS/1989 [メタルフィギュア]
いかにも「旅をしています」ってかんじのメタルフィギュア(笑)
懐かしいですよねぇ、こういう木の棒に荷物ぶら下げているのって。
イマドキあんまりお目にかかれないようなお約束的な表現・・・
当然こちらも17年前の西ドイツのメーカーのものですヽ( ̄~ ̄ )ノ
ナナメ掛けしたバックからは小瓶が見えています。
中身はウィスキーでしょうか?それとも甘い香りのラム酒かな?
ポーズがちょっと偉そうだったので、物見遊散的な小金持ちホビットにしようと
緑のベストにキラッと光る銀ボタンの配色にしてみました。
顔はキリっとした貴族的な顔立ちで、ホビットなりの男前を目指しましたですよ(笑)
腕輪をしているけれど、腕時計みたいでどうしてよいものやら困りました(^_^;)
金の腕輪にするのも仰々しいので銀色に・・・う~んやっぱり腕時計っぽく
なっちゃったみたいですね(^^ゞ
<旅人のお爺さん> HOBBY PRODACTS/1990 [メタルフィギュア]
こちらも16年前の西ドイツ製のメタルフィギュア。
杖を持っているので、どうやら旅人みたいですよ。
立派な髭を生やしていたので、ショーン・コネリーみたいなダンディな
ジイサンにしてやろうと、クールで渋めの色合いで。
こんな木の棒と剣さえ持っていなければ、ファンタジィの世界の住人ではなくて
ちょっとインディ・ジョーンズなかんじでしょ?ジーンズっぽいブルー系のズボンに
シックな黒い革のベストに黒ブーツでキメてみました(笑)
リュックと一緒に、袋やらなにやら荷物を持って。こういうのを見ると、「旅人」って
かんじですよねぇ。色が寒色系でまとまってしまったので、ベースはグリーンに。
あとでパウダー撒いて、草原っぽくしたいかなぁ。だって、ご老体に石の上とか
歩かせるのは、ちょっと可哀想かなぁと思ったんですよねぇ(^^ゞ
<娼婦> HOBBY PRODACTS [メタルフィギュア]
<街角の娘>と一緒に塗ったのが、コレ。20年近く前のメタルフィギュアで
西ドイツ製だそうですよ。西ドイツですよ?西ドイツ。昔は西ドイツって
言っていたんですよねぇ、そういえば(笑)
今は倒産してしまったホビープロダクツ社製のメタルフィギュア。
この会社は変わったところだったらしく、他のメーカーからはあまり発売
されなかったような庶民のフィギュアが妙に多かったそうで、
めずらしいので夫はせっせと集めていたそうです。しかしこういうものは
売れ筋ではなく出来もちょっとコレはどうなのよ!ってものが
多かったせいもあったのか、ずっと前に潰れてしまったのでした(^_^;)
で、コレは夫が塗りかけて投げ出したもの(-_-) おばさんっていうよりも
おじさん顔・・・キャラクターからして娼婦だし、娼婦に清楚な水色は
似合わないのではないか?と思ったので、思いっきり品の無いド派手な
配色にしてみました(笑)
ものすごいごっつい顔をしているので、どうにか美人にしようと四苦八苦。
色白にしたら少しは美しくなったかな?めちゃくちゃ厚化粧しているかんじですけどね(^_^;)
少しでも細面に見えるようにチークを入れて。素がアレなのを美人にしようと
奮闘するのって、けっこー面白くて燃えました(^^ゞ
仕上げに金ラメ入れてみたりして。紫の上衣とバッグ?にアクリルガッシュの
金色を薄くかけてけばけばしく。スカートにはホワイトパールをかけてサテンなかんじ?
靴の色をどうしたら良いかでものすごく悩みました・・・オーソドックスな茶色や黒では
似合わないので、上衣と同じ紫に。靴のモールドがなんだかわからなくって、苦労しました(-_-)
<投石機> Celtos*iKORE社 [アクセサリー]
英国のメーカー?iKORE社の投石機のキャストキット。Celtos というミニチュアゲームの
「Ceal Stone Theouwer」という キットみたいですよ。夫は攻城兵器に目が無いのですが
組み立ててとりあえずエアブラシで色を付けて、完成させないまま放置されていたもの。
先日ついでに塗ってくれない?と、持ってきたのでドライブラシの練習になるかな?と
思ったのでOKしたのですよ。
ちなみにコレは正規輸入されていないのでmalehicさんから購入したそうです。
サイズは165mm×130mm×全高105mmほど。他にメタルフィギュア3体と石が付いています。
メタル部分や石の部分は仕上げてあるのに、一番大きな面積を占める木の部分がエアブラシを
吹いただけなので、なんだか中途半端で、乾いた別に美しくもなく殺伐としたかんじ。机の上に
置かれて激しく邪魔なので、とっとと塗ってしまおうと、昨夜やっていたんですけどね(^^ゞ
まず明るい色で出っ張った部分をドライブラシ。そんなにドライにしなくても、大きいものなので
塗料を薄めずにそのまま塗っても大丈夫なかんじ。黄色っぽい、風雨にさらされて古びた
かんじの木の色にして欲しいと言われたので、シタデルカラーのBUBONIC BROWN をチョイス。
1色ではべったりしたかんじになってしまいそうなので、違う系統のベージュとアイボリーの
3色をテキトーに混色しながらムラを出して、ドライブラシしていきました。
エッジの部分は明るめに、奥の部分は明度を下げた混色でドライブラシ。少しメリハリが付いて
立体感が出てきたかな? 全体を塗ったところで今度は墨入れ。黒と茶色をテキト-に混ぜて
こちらもムラを出しながら、薄めた塗料で隙間の凹んだところを墨入れしていきます。
全体的に墨入れをしたら、仕上げにハイライトをドライブラシ。墨入れして目立たなくなって
しまったエッジ部分などを明るく自然なかんじに仕上げていきます。
途中で夫がやって来て、出来上がっていたので大喜びしていましたけどね。でも欲が出たのか
金属部分に赤茶で錆っぽさが欲しいとかまためんどくさい事を言い出しましたですよ(-_-)
しょーがないので、TERRACOTTA で鋲の周囲を中心にテキトーにペイント。
所要時間3.5時間で終わったぁ~♪と、思ったら! このキットはキャスト製でシリコン片面取りで
流したバラバラの部品を組み立てたので、後ろ面の下の木の注継部分がつるつるの平面で。
めんどくさいからそのままにしていたんですけれど、そこもペイントしてそれっぽくして欲しいとか
また面倒な事を言い出して。私も接合部のつるつるのパーツを筆で木目を書いて塗った方が
いいんだろうなぁと思いつつ、知らん振りしていたので、それも気になっていたんですよね(^^ゞ
ここまでやったのに手を抜いてもしょうがないし。なのでまだまだ作業は続きそうです(-_-)
あとで夫に話を聞いたところ、外国製の大雑把なキットなので、キャストは固いし組んでもきっちり
合わないし、隙間が出来たりキャストが引いて凹んでいたのをパテで埋めて平面を出したのだとか
上部接合部はどうしても組合わないからワッシャーかませて工夫したのだとか、製作の苦労を
語りだしました(笑)
そこまで労力を注ぎながら、どうして完成させずに放置していたのか不思議でしょうがない
んですけどね。面積大きいものは筆で仕上げるのが面倒だったみたいです(-_-)
「オレが塗ろうと思っていたけど練習用にコレ塗ってみれば?」みたいな態度で持ってきたくせに
実は自分で仕上げる気力が無かったのだと後で知り、ちょっと騙されたような気分ですよ(T∀T)
<街角の娘>オーロラモデル/2006 [オーロラモデル]
私が初めて塗ったメタルフィギュアがコレ。きれいな女の人を塗るのは楽しかったです。
肌のいろもグラデーションをかけやすかったし。苦労したのが服の色。
ピンクにしよう!と思ったけれど、なかなか思うような色を調色できなくて。
彩色はシタデルカラーを混色して塗ったのですが、自分の欲しいピンク色が
無かったので、TENTACLE PINK とBLOOD REDとホワイトを混ぜながら
こんなかんじかな?という色を作って塗りました。シタデルカラーは乾くのが
早いので、一気に作業。スカートの部分はもっと薄ピンクにしたかったのに
ちょっと濃い目になってしまいました(^^ゞ
一番苦労したのがブーツの色。黒?茶色じゃちょっと地味かな?といろいろ
悩んだ末、グリーン系に・・・これで良かったのかどうかまだ納得いかない
ところですが、こういうのって配色が難しいんですよねぇ(>_<)
ちなみに大きさは3.5cmほど。顔はそれほど迷い無く塗ったのですが、な~んか
イジワルな顔になってしまい、どうしたら優しくなるのだろうと悪戦苦闘(笑)
ついメイクの要領で、眉は細めで弓なり、アイラインにアイシャドウ・・な~んて
思いながら塗っていたら、なんだかキツイ印象に・・・。
夫に「すげーイジワルそう」とくすくす笑われてしまいました(T∀T)
なんとか柔らかい表情にしなければ・・・と、目を少し大きめにして眉は自然な太さに。
目の位置を低めにした方が、幼い感じになって少しは印象が変わったかな?
それでも色白というのもあって、ちょっと冷たい感じの娘になってしまいました(^^ゞ
仕上げにスカート部分にパールをかけて、きらきらに。ちょっとサテンっぽさを
出したかったんですけどね。パールはアクリル絵の具のホワイトパール。
厚塗りしないとパール感が出ないので、何度か重ね塗り。画像では分かりにくいけれど、
実物はスカートとガーターの部分と胸のフリル部分にパールがかかって光沢感があります。
メタルフィギュアを塗ったのは初めて、とはいえ仕事で小さなものを塗る機会があったので
「きっちり塗る」という作業には慣れているのですが、グラデーションでメリハリを付ける
メタルフィギュア独特の塗り方が難しかったです。初めて塗ったものなので、それほど強い
グラデーションを入れる勇気がなくって控えめなかんじになってしまいました(^^ゞ
はじめまして。
メタルフィギュアってご存知ですか?元々はTRPGに使うゲームの駒としての金属製の
ミニチュアフィギュア。彩色して楽しむものらしくて、欧米では子供の頃から親しんでいるみたい。
鉛の兵隊とかその辺がルーツなのかな?夫がメタルフィギュアのコレクターだったので、
昔からメタルフィギュアの存在は知っていたのです。けれども外国製のテイストって、頭と手足が
大きいし、変なの~ってずっと思っていたんですけどね。
しかし最近、半分夫の趣味&仕事のディスプレー用として彩色を手伝う事になって、いつしか
いろいろと自分から塗っていたりするのでした。そんなわけで、せっかく時間をかけて塗ったのに
ひっそり家に飾っておくのももったいないので、今まで塗ったものや、これから塗っていくものを
少しずつ紹介できればいいなぁと思っています(*^ー゚)ノ♪