バストモデル製作記その4*顔の塗り方編 [ミリタリーフィギュア]
「製作記その3」の続きです。肌をエアブラシで、帽子と服を
アクリラガッシュで仕上げて、いよいよ顔の彩色に入ります。
塗料は英国製水性アクリル「シタデルカラー」を使用しました。
伸びが良くて扱いやすく、下地を侵さないシタデルカラーは
微妙な部分の彩色にうってつけ。まずは瞳を入れてアタリをつけます。
薄い茶色でアイラインを入れ、眉を描いたりしたところ。
唇は肌色にローズ系のレッドを少し混ぜピンクっぽい色にしました。
シタデルカラーは薄めると水彩絵の具のようにして使えるので、
微妙なニュアンスを出すのに重宝します。
焦げ茶色でアイラインや睫毛を描き、瞳を描き込みます。
1/5スケールと大きいので、目の部分もけっこー立体的。
どの角度から見ても不自然にならないようにニュアンスをつけます。
髪はエアブラシで調子を付けたものに焦げ茶でシェイディング。
モールドが丁寧にされているので、あまり手を入れず済ませました。
最後に瞳にハイライトを入れて完成です!
今回は肌をエアブラシで塗装したので、服もそれに合わせ
あまりタッチを出さずに全体的にあっさりと仕上げました。
欧州のミリタリーやヒストリカルなバストモデルは、油絵の具なども
使用して、もっとリアルにペイントされているものも多いようです。
*ヒストリカルなバストモデル例
こちらはスペインのメーカー?のもの。塗装例がリアルですごいです(≧∀≦)
ところでこれはドイツ軍戦車搭乗兵の制服を着た女性のバストモデル
なのですが、第二次世界大戦当時、兵士が自分の制服を恋人に着せて
撮影した写真がいくつか残っていたりして、そのイメージで作ったのだそうです。
むかしからコスプレというのは楽しいものだったのかもしれませんねぇ(^∀^;)
机の片隅に置いてみました。バストモデルってこうして見ると収まりが
良いというか、ちょっと飾るのに丁度良いかも?と思います(*^-^*)
押して頂けるとうれしいです(*^∇^*)/
素晴らしい出来上がりですね!
リアルなドイツ女性らしさにため息が出ました。
私の好みでその歴史考証的な作成にも大変気に入りました。
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by REALIST (2008-06-07 13:52)
<REALIST さん、ありがとうございます(*^^*ゞ
このサイズでリアルなのを塗ったのは初めてなので、最後どうなるのか
自分でもわからなかったのですが、目を入れると一気にリアル感が
出るものですねぇ(*^o^*)
by ray (2008-06-07 20:45)
バストモデルってのがあるんですね。知りませんでした。
目がはいるとぐっと変化するんですね。
by ちよのすけ (2008-06-27 23:57)
<ちよのすけさん
人形は顔が命・・・こういう胸像って顔をメインに作り込めるため作る方も
作りやすいのか、昔から歴史的人物のバストモデルも多いんですよね。
趣味の世界でも同じようで、いろいろなジャンルのものがあるようです。
なんてったって「顔」を塗るのが一番楽しいですから、ペイント初心者は
良いかもです♪
by ray (2008-07-04 09:43)